腰が痛くならないトライアングルポーズ
腰を屈曲するポーズは、腰痛持ちにはきつい時があります。じゃあ、ちょっと変えてみましょう。
トライアングルポーズの腰に優しいバージョン:リトルトライアングル
1.足を腰幅に開いてマウンテンポーズ。その足幅を変えずに右足を前に出す。左足は45度程度外向きに。足の距離は、右足が前に出ている時に左足に重心をかけて、右足の膝を曲げずに元のマウンテンポーズの位置に戻れる、ということができる距離。
2.息を吸いながら、両手を床と水平になるように伸ばす。手の平が正面を向いている状態で胸を開いて肩を落とし、骨盤と腰と左足がまっすぐなライン上にくるように位置付ける。
3.息を吐きながら、前方の手を膝下内側に向かって下し、後方の手はまっすぐ上げる。視線は上へ。数呼吸。
4.息を吸いながら、上体を起こし、後ろ足に重心をかけて前の足を元の位置に戻す。左足も同様に繰り返す。
文字で説明するって難しいですね。意味がわからなかったらコメントなどで質問してください。
一般的なトライアングルポーズとの違い
ー右足と左足がまっすぐなライン上になく、距離も狭い=バランスがとりやすく体が安定する
ー腰と骨盤の位置が後方にあること=無理に腰から屈曲しなくて済む
ー下の手の位置が高め=腰への負担が減る
試してもらうとわかるのですが、実はこのポーズ、かなり後ろ足の筋肉 (TFLや後脛骨筋) が使われて、通常のトライアングルポーズよりも違う意味できついです。簡単そうに見えて十分に体を使っているので、ヨガってる満足感はたっぷり。そして、ニュートラルな場所に骨盤を位置させるだけなので、腰には全く負担がかかりません。
自由に安全にヨガを楽しむために、ポーズをちょこっと変えるのは悪いことではありません。さらに、いつもとは違う効果が痛みなく得られ、自分の体の細部の新しい発見にもなります。
このリトルトライアングルポーズは、いろんなヨガの先生たちがオススメしていて、腰痛がある人だけじゃなく、首が痛い、背中が痛い、という人たちにも適しています。痛みがない人も、たまには気分を変えてみるために別バージョンをやってみるものいいかも。みなさんぜひお試しあれ。